専属美容師のブログ

ブロム酸の濃度について書いてみました

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今回は《ブロム酸の濃度について》

 

過酸化水素は反応速度が速く

ブロム酸は反応速度がゆっくり

 

わたしも何も考えずにそのまんま覚えていましたが。。

 

分子量の大きさが関係しています

※小さいほうが毛髪内部に入っていきやすい

➡️だから、反応速度が早い

 

 

過酸化水素

 分子量 34  H2O2

 

ブロム酸(臭素酸)

 分子量 150.89 NaBrO3

 

 

調べてみると、ブロム酸の濃度は6%~10%の間で使用されるそうですが

わたしも、今まで気にしたことがなかったんです。

 

美容師を始めたころは、同じメーカーの同シリーズ商品の1剤2剤をセットで使うってだけで

何にも考えてなかった・・・。

 

オキシに関しては、6%・3%・2%・1.5% と分けて使うのに、

 

ブロム酸ってあまり気にしてなかったんですよね。

 

 

 

ブロム酸の濃度の違い 

 

 

6%のブロム酸

酸化力  ややマイルド

反応速度  緩やか

仕上がり  やわらかめ

 

 

7%のブロム酸

酸化力  しっかりめ

反応速度  やや早い

仕上がり  しっかり固定

 

 

でも、強ければいいって訳でもなく、

10%の高濃度ブロムでは、酸化力が強すぎて

ダメージリスクにつながる場合もあるので

髪質やダメージ度合いも考えて使うマニア向け

な感じです(私見では)

10%のブロム酸商品は今は少数派です

(昔は濃度の濃いブロム酸が多かったそうです)

 

 

 

SOCIUS  MA-SANKA   (RADIANT  VENUS  2/BR) 

 

SOCIUSシリーズのブロムは

濃度が7%

こんなかんじです( ´∀` )(笑)

 

 

わたしが思う、SOCIUSシリーズを使ったあとの仕上がりのイメージは

『しっとり、柔らかい』です。

 

実際に、熱ダメージなどでゴワゴワだった私の髪も

やわらかく、しっとりと

大きなカールのパーマがかかりました

image

 

 

現代女性の髪に合った、やさしい還元剤で

髪への負担は最低限に抑えつつ

しっとりと、しっかりカールが出るように

2剤のブロム酸は酸化力やや強めで、

ゆっくり酸化して柔らかいパーマがかかるように

計算し尽された濃度や配合なんだなぁって感じました。

 

 

最近、発売された

RV-S  MA-HOOに続き

 

徐々に、SOCIUSシリーズから

RADIANT  VENUSシリーズに変更していきます

 

おたのしみに♡

 

今日もありがとうございました。

では、また。

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